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【書評】チーズはどこへ消えた?

こんにちは!Keipapaです

今日ご紹介するのは、アメリカの医学博士・心理学者であるスペンサー・ジョンソン氏が著した『チーズはどこへ消えた?』です

こちらの本は原作が1998年にアメリカで発売され、翻訳版が日本で販売されたのが2000年だそうです

発売から20年以上経過した今もなお読まれ続けており、累計発行部数は日本で400万部、全世界ではなんと2800万部を突破した世界的ベストセラーです

この本を読もうと思った初めてのきっかけは“「変化をしなければいけない」という漠然とした焦燥感”でした

仕事にプライベートに様々なタスクをこなしつつも、なぜか達成感をえられない…そんなことはありませんか?

この本はこんな方にお勧めです

  • 変化が必要だと感じつつも行動できない方
  • 常に何かに追われているが、一向に気持ちが落ち着かない方
  • 今の自分に自信がなく、何をしても達成感を得られない方

この本を一言で表すと

変化は悪いものじゃない。捉え方次第で、どうにでもなる

ということを教えてくれる本です

またこの本の不思議なところは、いつ読んでも新たな視点をえられる、という点です

つまり変化が求めれている環境のみならず、変化がない環境においても多大な示唆をくれる、不思議な本なんです

それではさっそく読み進めていきましょう

目次

チーズはどこへ消えた?:あらすじ

この物語に登場するのは

  • 二匹のネズミ、「スニッフ」と「スカリー」
  • 二人の小人、「ヘム」と「ホー」

この二匹と二人は、私たちの中にある単純さと複雑さを象徴しています

ネズミと小人は毎日、自分たちの特別なチーズを見つけようと、長いこと迷路を探し回っていました

ここでいう「チーズ」とは、私たちが人生で求めているもの(仕事、家庭、財産、健康、精神的な安定…)などを指しています

そして「迷路」とは、チーズを追い求める場所(会社、地域社会、家庭…)などを指しています

迷路はいくつもの通路と部屋からなる迷宮で、暗がりや袋小路もあり、すぐに道に迷ってしまいかねません

しかし彼らは、迷路にいい暮らしができるようになるチーズが隠されていて、そこにたどり着けばチーズが手に入ると信じて日々探し回っていました

ネズミたちと小人たちはそれぞれ違う探し方をしています

ネズミたちは単純で非効率、試行錯誤を繰り返しながらチーズを探していましたが、小人たちは過去の経験から得た教訓と思考、複雑な頭脳に頼りながら探していました

そして二匹、二人ともそれぞれの探し方を続けながら、とうとうチーズ・ステーションCで、好みのチーズを発見したのです!

チーズはどこから来るのか、誰が置いていくのかはわかりませんでしたが、それから其々の日課に変化が起きました

まず小人の二人は、チーズを自分たちのものだと考えるようになり、慢心するようになったのです

しかしネズミの二匹たちの日課は変わらず、あたりの匂いを嗅ぎ、ひっかき、走り回って、何か前日で変わったことはないか調べてからチーズをかじっていました

しかしここで急展開!

ある朝チーズステーションC行ってみると、なんとチーズがなくなっていたのです!

そしてこのような変化に対する主人公たちの思考や葛藤、対処や行動をみていくのが本書の肝となります

ここまでのまとめ
  • 「チーズ」とは、私たちが人生で求めているもの(仕事、家庭、財産、健康、精神的な安定…)など
  • 「迷路」とは、チーズを追い求める場所(会社、地域社会、家庭…)など
  • ついに見つけた幸せも、ずっとあるとは限らない

チーズはどこへ消えた?:変化への対応

チーズ・ステーションCのチーズが消えてもネズミたちの日課は変わりませんでした

実は彼らは、置いてあるチーズが次第に減っていたことに気づいていて、本能的にどうすればよいかわかっていたのです

ステーションCの状況が変わったことで自分たちも変わる、つまり新しいチーズを探しに行きました

一方、同じ日のヘムとホーは、チーズステーションCのチーズの変化に注意を払わず、そこにチーズがあるのが当たり前に思っていた矢先、チーズが無くなってしまったため途方に暮れています

そして彼らは叫びました

「何てことだ、チーズがない!チーズはどこへ消えた!」

二人にとってチーズはとても重要だったので、これからどうすればいいか、決めるのに時間がかかってしまいました

しかし考え付いたのは、チーズステーションCをよく調べ、本当にチーズがなくなったか確かめることだでした

ネズミたちはすぐさまチーズを探しに行ったのに…

そして徐々に二人の考えに違いが生じてくる

ヘムはというと…

  • 「どうして自分たちがこんな目に?」
  • 「我々は小人だから特別であり、チーズを食べる権利がある!」
  • 「この状況は自分たちのせいではなく、誰かほかの者のせいだ!」

一方ホーは…

  • ネズミたちがいないことに気が付いた「新しいチーズを探しに行ったんじゃないか?」
  • 「我々も変わるべきではないか?」

原因の分析をやめ、見切りをつけて新しいチーズをみつけに行こうとヘムへ提案したのです

しかしヘムはホーの意見を聞き入れず意見が分かれてしまい、ホーはヘムを残して新たなチーズを探しに迷路へ旅立ったのでした

ここでホーのセリフを一言…

物事は変わることがあるし、決して同じことにはならない。それが人生だ!
人生は進んでいく。ぼくらも進まなくてはならない

ここまでのまとめ
  • 変化には予兆があり、普段からその変化にアンテナを張ることができるか
  • 状況の変化を誰かほかの者のせいにし、原因分析を続けても意味がない
  • 現状を打破するには自分が変わるしかない

ここで1つ、この話に通じる書籍をご紹介します

自身を変えるきっかけをくれるだけでなく、周りの人や社会を変えるヒントをくれる、大変お勧めの書籍です

チーズはどこへ消えた?:変化を受け入れた先にあるもの

そしてホーは迷路へと旅立ちました

  • 自分の選択は正しかったのか?
  • そのまま同じ場所に居続けた方が良かったんじゃないか?

様々な葛藤を抱えながら、ステーションCに残ったヘムへ向けてメッセージを残した

“変わらなければ破滅することになる”

“恐怖がなかったら何をするだろう?”

恐怖は場合によって役立つこともありますが、一方で足かせにもなり得ます

人が恐れている事態は、実際は想像するより悪くないことがほとんどです

自分の心の中に作り上げている恐怖の方が現実よりもずっとひどいのです

ステーションCを出て、空の洞窟に入ったこともありました

怪我をして、ステーションCを出たことを後悔したこともありました

それでも、時折別のステーション入口で新しいチーズの小さなかけらを見つけることができました

新たな発見をする度に恐怖に打ち勝ち、新しい道へ進んでいると実感できることで元気になることができたのです

人は考えを変えると行動が変わる

変化を害と捉え、抗う人もいるが、すべてはどう考えるかにかかっているのです

永遠に迷路を走り回らねばならないと思いかけた時、ふいに今まで通ったことのない通路を進むと、とうとうチーズ・ステーションNと新しいチーズを発見しました!

そこにはすでにネズミたちもおり、ホーと変化への適応を歓迎してくれました

ホーはステーションCでの教訓を生かし、何かあってもすぐ行動できるようランニングシューズを首にかけながら新たなチーズを味わいました

そしてステーションCに残ったヘムに関しては、誰も知りません…

ここまでのまとめ
  • 恐怖がなかったら何をするだろう?
  • 人が恐れている事態は、実際は想像するより悪くない
  • 人は考えを変えると行動が変わる。すべてはどう考えるかにかかっている

チーズはどこへ消えた?:まとめ

スペンサー・ジョンソン氏『チーズはどこへ消えた?』いかがでしたか?

この本自体はたった94Pのとても短い書籍ではありますが、多大な示唆が含まれていましたね

変化は起きるものだと捉え、常に予期・探知しながら素早く適応できるか、それぞれの主人公から学ぶことが出来たんじゃないでしょうか

始めから変化を予測しながら行動していたネズミたち、変化に適応できず同じ場所にい続けたヘム、変化を受け入れ行動に移したホー、あなたはどの主人公に当てはまりますか?

また別の時期に読めば、また新たな視点を常にくれます

興味が沸いたらぜひ本書を取ってみてください

それではまた!

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